おもしろい話

   表装にまつわる、おもしろい話

表装は、掛軸を作るのが主な目的ですが、下に示すような手順(工程)があります。

その工程毎にいろんな道具と材料を使うのですが、おもしろい話がたくさんあります。

そのおもしろい話を順次、ここに掲載していきますので、お楽しみにしていてください。

掛軸のデザイン

デザインの設計図(CAD)作成

本紙(作品)の裏打ち

布の裏打ち

布の裁断
(布の端をそのまま使う)
(本尊の布の一面を毛羽立てる)

掛軸の組立
竹根の軸先を作成

掛軸の裏打ち

掛軸の総仕上げ
患子(ムクロジ)の種の話)

完成



項   目 内         容
 本尊の布の一面を毛羽立てる
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平成23年5月8日(日)
通常は本尊の布はカットしますが、今回は1面だけカットせずに、毛羽立ててみました。
もちろん、毛羽部分はのり付けしないでひらひらにしておきます。我ながらおもしろいと
自己満足しています。

                   
布の端をそのまま使う
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平成23年5月8日(日)
 大島紬(古い反物)で布の端をそのまま使ってみました。

                        
竹根で軸先作成 今回初めて軸先を作ってみました。
以前、京都から取り寄せた「竹根」という長さ50cm位の竹の根っこです。竹根は主に尺八を作るそうですが、細いものは分けてもらえます。
その竹根の節の部分を15mmづつ両側からカットします。今回の場合は竹根の径が19mmで軸棒の規格に無いサイズでしたので、ホームセンターで20mmの杉の丸棒を買ってきて、カンナで削って19mmに加工し面を合わせました。

   
        丸棒と竹の軸先を合体したところ                   軸先のアップ


         
                     軸棒を仮組み立てしているところ


         
                              軸棒の調整

無患子(ムクロジ)の種
掛軸の総仕上げ時、裏掏り作業(掛軸の裏にロウを塗って、数珠で擦る)があります。
この時使う数珠は、一般的には市販品を使いますが、私たちは患子(ムクロジ)の種で数珠を作り、それを使っています。

患子(ムクロジ)の種は私の住まいの近所に大きな木がありまして、いっぱい落ちています。数珠にはだいたい100個ぐらい使うのですが、縁起が良いので108個にしています。

数珠の作り方は、一個づつ万力にかまぼこの板で挟んで固定し、電気ドリルで1mmほどの穴を明け、たこ糸を通し完成です。

患子(ムクロジ)の種はとても固いので昔は「羽子板の羽」に使われていたそうですが、電気ドリルがなっかた時代には穴明けが大変でしたでしょうね。

       
                            拾った状態

            
         昔の羽子板                患子(ムクロジ)の種を皮をむいた状態


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